鎌倉市浄明寺エリア。
最近では奥鎌倉とも言われ、昔ながらの鎌倉の雰囲気を感じる事ができるエリアになっています。
浄明寺のバス停には、いつも外国人観光客が列を作っていて、海外の方にも人気の高いエリアです。
そんな浄明寺エリアの住宅街を入っていくと、ひと際目立つ急坂が目に入ってきます。
「この先には何があるんだろうか…異世界に吸い込まれてしまうんじゃないか」
そんな感覚になるような急坂です。
息を切らしながら登っていく過程で、どんどん下界から遠ざかっていくような感覚になります。
登り切った先には、「富士見山荘」という立派な門が現れます。
この門は当時のまま残してあり、富士山が見えないのになぜ富士見という名前を付けたのか。もしかしたら、更に山を登っていくと富士山が見える箇所があるのかもしれません。
格子の先に見えるのが、今回オープンした宿泊施設「鎌倉関邸」
築100年になるこの建物は、代々住む人を変えながら、坂の上の当時とさほど変わらない風景の中にたたずんでいます。
現オーナー様が20歳ごろに実際に住まわれていたお宅。
当時の思い出を残しながら、更に多くの方に体感してもらいたいとこの度宿泊施設として運用していく事になりました。
「この場所は本を読みたくなるんですよね」
そんなオーナー様の言葉から始まったこのプロジェクトは、オーナー様の思いを汲みながら、傷んでいる部分を修繕し、残すところは残しながらアップデートしていきました。
色々な古民家を運営していますが、一つ言えるのが
「どの施設よりも鳥の鳴き声が近く感じる」
より、自然と一体になれるような、そんな施設だなと感じます。
朝、鳥の囀りとともに目覚めたときは、木々に囲まれた空気の美味しさや庭の景色に心躍るはず。
自然に囲まれている分、虫は出るし、到着するまでは息切れする坂を登り切らなければならないし。
ただ、到着して一晩過ごしたあとの朝の雰囲気は、来て良かったなと思っていただけるはず。
古き良き鎌倉が残る、どこか文化的な香りのするこの建物の雰囲気を、
ぜひ一度味わってみてください。
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https://www.airbnb.jp/rooms/1248203612860713839?guests=1&adults=1&s=67&unique_share_id=aba43707-c8ec-4835-a079-b2a35377d901